Rintaro Hara | Works
真冬の夜行玉
- 冬の夜行玉
- 材料:スチロールボール、テグス、モーター、木材、ブラックライト
- 制作年:2022
- 会場:里山現代美術館MonET/新潟
彩られた直径75mmの発砲スチロールのボールが、薄暗い空間に張り巡らされたテグスのレール上をゆっくりなスピードで駆け巡る。リフトで天井まで上昇したボールは、壁や柱へ向かって直線で進むと進行方向を変え、緩やかな傾斜を保ちながら下降していく。そして、ブラックライトの光によってボールが蛍光色(赤、青、黄色、緑、オレンジ)に発光する。観賞者は転がるボールの軌跡を追うことで、あたかもボールが浮遊しているように感じたり、重力に逆らって上昇しているような感覚に陥るかもしれない。
Photo:中村脩