Rintaro Hara | Works

きまぐれキャッチボールver.2

きまぐれキャッチボールver.2
きまぐれキャッチボールver.2
きまぐれキャッチボールver.2
  • きまぐれキャッチボールver.2(インタビューショウ「myspace,のようなので。」のための舞台美術)
  • 材料:ピッチングマシーン、ボール、ネット、木材
  • 制作年:2009
  • 会場:東京大学多目的ホール/東京

おもちゃのピッチングマシーンを改造した2台の装置が舞台でキャッチボールを繰り返す作品。2個のボールが定期的にアームから投げ出され放物線を描き向い側のネットの中に入ります。数十回に一回軌道が逸れネットの外にボールが落ちますが、袖に待機している出演者が拾いネットの中に入れます。ここでの装置同士のキャッチボールはコミュニケーションを意味します。私たちはコミュニケーションのズレによって勘違いや、あらぬ方に関係性が進む事が多々ありますが、それがコミュニケーションの可能性を拡大していくことも事実です。そのズレ(ここではキャッチボールのエラー)をあえて作品内に取入れる事によってコミュニケーションを包括的に表現します。そして同時に、本来は人間同士が行うキャッチボールを機械同士にさせ、機械がエラーしたボールを人間が拾ってネットに戻すという、人間と機械の関係性を逆転させたシチュエーションをアイロニカルに提示します。(myspace,のようなので。Co.うつくしい雪 Co.UTSUKUSHIYUKI ALL RIGHTS RESERVED.(C)2009 Photo: スズキアサコ)

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